デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな! 21世紀も少女は宇宙を駆ける~10万光年のエスケープ~③

デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな!

アルコール依存症と診断された日から、紆余曲折を経て回復の日々を綴る日記です。 アルコール依存症だけではなく、趣味やニュース、コラムについてもいろいろ書いていく予定です。

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21世紀も少女は宇宙を駆ける~10万光年のエスケープ~③ 

さてルー君に話しかけられたと書いたが、彼は敵の位置を補足して正確に
それに命中するためにあまりにも高度なコンピューターを搭載されたため
「ブレイクスルー」を起こし、やや機械的ではありながらも人間と同じような
考えを持ち、会話ができるようになった「AI」である。

いや彼の場合知能自体は「人工的に」生み出されたわけではないので
知的生命、知的兵器と呼ぶのが正しいのかもしれない。
いまさらっとブレイクスルーによってと書いたが(小説でもそうだが)
これは士郎正宗攻殻機動隊の「人形使い」の発生理由、またまた
後に山本氏が書く「アイの世界」のアイビスたちの
ブレイクスルーを読んでしまった後だと
かなり無理のある設定に思えるが、ここでは問題にすまい。
これが書かれた当時というか時代設定は今ほどはインターネットというか
情報網が発達していなかった時代なのだ
(山本氏自体はパソコン通信はやっていたことは間違いないが)。

ルー君は予定外の場所で発射されたため道に迷い、
美葉に道を尋ねるのだが、最高機密である彼を
追ってきた米軍とのドタバタの中で彼をそそのかして
冒険の旅にでることを承知させ、宇宙に旅立つ!
二人のドジで!(以下ルー君をはじめすべての知的体は
「人」で数えることにする。)

はいいのだが、ルー君はロケットエンジンではなくジェットエンジンで
飛ぶので宇宙空間では飛べない。
また宇宙服とかの用意もしていないので、さてお陀仏というところで
ルー君の発射の原因になった円盤に乗っていた宇宙人に助けられて
九死に一生を得る。
その宇宙人とマンハッタン島とガラス玉を交換するくらいの
取引をしてルー君は「量子生成=消滅型位相波不連続超光速ドライブ」、
「常温完全反極性重力ジェネレーター」、
「超弦粒子N次元拡張原理電磁相互作用・・・」etc・・・・
を取り付けてもらい、間単にいえば
ルー君は光の17万6千倍で、また人間をその上に乗せて
(中に乗せるのではない、また宇宙に上下はない)飛べるようになる。
また宇宙服(バリア)としての機能もあるので彼をつれていればたいていの惑星では
活動できるようになる!そして銀河系を飛び回る宇宙への
旅に出かけるのだ!

さて話がそれるがSF界、特にハードSFと呼べる分野において
光の速度以下で動くものが加速して光の速度を超えられるか、
また過去にタイムスリップするのが可能で
あるか不可能であるかは
その小説家にとって大きな選択であると私は考えている。
両者とも相対性理論に反しているからだ。

宇宙船やロボットさえでてくれば星新一の小説のようにSF扱いしてもらえる
(あ、星新一は嫌いではないですよ、日本のSF小説家にしては)
日本ではあまりそれを考える人はいないようだが。

ハードSF作家にかぎれば、グレッグ・イーガン野尻抱介
後者であり、イーガンは「ディアスポラ」のなかでとてつもない
実験をやってそれらは不可能であることを述べている。
(イーガンの小説は私には難しすぎるので、間違えていたら
ごめんなさい。)
また野尻氏はあれだけ宇宙への夢にあふれる小説を書いているのに
光の速度を超えるのは無理だという立場をとっている
(この野尻氏の立場に私は賞賛を惜しまない。是非読んでほしい)。
ちょっと後に追記、ただし野尻氏はハードSFでない分野では
恒星間旅行を書いているらしい。
「クレギオン、ロケットガールシリーズ(いずれも私は未読)
において。


ロバート・J・ソウヤーは前者で「イリーガル・エイリアン」において
最初は律儀にコールドスリープ(だと思う、人間とそのエイリアンは
生理機構があまりに違うので一概に言えない)
で宇宙を亜高速で渡ってくるエイリアンを描いているが、最後の方にはさらっと
「光速度を超える速度で地球に飛来するもの」を原理の説明
せずに描いている。彼には私は未読だが「さよならダイノサウルス」
という過去にタイムスリップする小説もあるので
やはり前者の立場をとっているといっていいだろう。

この私の勝手な分類によれば山本氏は前者となるが
(私はやはり勝手に前者をヱクセリヲン型、後者をヱルトリウム型と呼んでいる
もとネタは・・・・、いや言わないで置こう、これ以上話がそれるのは困る)
これはバカSFなので一概には言えないだろう。
山本氏は私が知る限りは恒星間を飛び回る
ハードSF小説を書いていないので
(サイバーナイトシリーズは除外するべきだろう)
現在のところ私の頭の中では保留中である。

さて話を元に戻すと、超光速で飛び回るようになった二人は
様々な星を訪れ(シリーズの一作目であるこの作品では
どちらかというと巻き込まれ型がほとんど)
様々な異星人と会うのだが、そこでなにか一つだけテーマを
あげろといわれたら、それは全く異なる環境で発達した
知的生命体の価値観と容姿は全く異なるものであり、
そしてそれがゆえに起こる衝突という悲劇と喜劇である。
まぁこれはシリーズ全体のテーマだが
(間違えていたらごめんなさい)。

私が前世紀この小説を読んだときは単に面白い
異性人とのやり取りぐらいにしか感じなかった。
しかし現在山本氏が携わった「トンデモ本シリーズや」、
「トンデモ本? いやSF本だ!シリーズ」を
いろいろ読んできた今では、実に深く考えさせられる
テーマが多い。
同じ地球という星にうまれて同じ感覚をもち、2つの目、耳、1つの鼻、口
両手両足・・・etc、という共通した肉体を持つわれら人類でも
これだけ育った環境で生じた価値観の違いで
争いを現在でも繰り広げているのである。
それが更に違うとなったら・・・・。

あとこの小説は本シリーズ全部に言えることだが、山本氏が
後に書く「トンデモ本?違う、SFだ!RETURNS」中の
現代シリアスSFの十戒(ノックスの十戒みたいなもの)
に私が確認できる限り忠実である。
読んでほしいからその十戒は書かない。

2008/9/30追記、上に上げた「現代シリアスSFの十戒」は
初投稿時には「ハードSFの十戒」と書いていました。
お詫びします。


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[ 2008/09/28 17:10 ] 趣味 | TB(0) | CM(0)
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アッキーのプロフィール

Sobrietor:アッキー
現在34歳、サラリーマンですがアルコール依存症と適応障害で休職から復職に向けて努力中。趣味と生きがいを求めて日々探求の日々です。
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属性:アルコール依存症、適応障害、社会不適格者から回復中
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