デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな! 豊潤で未来のある世界、無い世界、枯渇しているけど希望のある世界③

デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな!

アルコール依存症と診断された日から、紆余曲折を経て回復の日々を綴る日記です。 アルコール依存症だけではなく、趣味やニュース、コラムについてもいろいろ書いていく予定です。

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豊潤で未来のある世界、無い世界、枯渇しているけど希望のある世界③ 

最後に述べるのが「ザ・ロード」
多分この作品が一番最近では有名だろう。
2008/11/26にアメリカで映画が公開されることになっている
(アカデミー賞をとる気満々だ)。

本作品は前述のとおり「核の冬」後の世界を
父と少年が南に向けて希望と暖かさを向けて
旅をする姿が描かれている
(さまようという言葉は使いたく無い)。

本作品には会話いわゆる「」鉤括弧(かぎかっこ)は
用いられていない、だから本作を読む人は
小説と詩のあいのこを呼んでいる気分になるかもしれない。
とても美しいそれを。

本作品で読者に与えられる情報は非常に少ない。
父と息子の名前はでてこないし、その他
登場人物にも名前は出てこない。
唯一例外があるが、多分それは偽名だ。
数少ない描写から父はテネシー州あたりで
育ち、(著者のマッカーシーと同じだ)
少なくとも少年時代はまだ
文明があった世界に生きていたことが解る程度だ。
また物語の序盤の場所が
がおそらくそのテネシー州
あたりであることぐらいか。

ただ父の名前が出てこないのはともかく(パパと呼ばれている)
息子の名前が出てこないのは正直ひどく不自然だ。
アメリカでは子供を呼ぶとき必ず
「GIVEN NAME」もしくはその愛称を用いるからだ。
せめて父と息子が同姓同名で
(アメリカではよくあることだ)息子を「Jr.」と呼べば
不自然ではなかったのだが・・・・・。

物語で彼らは様々な人々に会い、また襲われる
襲ってくる人物は例外なくプレデター(捕食者、略奪するもの)
であり、もしくはスカベンジャー(死肉あさり)だ。
彼らから息子を守るため父は人殺しさえ行う。

襲ってくる「悪きもの」に対して主人公たちは
あくまで「善きもの」であろうとし、そしてかれらそのま
海(メキシコ湾か)に到達して物語は終わる。

物語の結末で息子と人類に「未来」があるかどうかは
はっきりとしない。
しかし私はあると思う。
インタビューでマッカーシーはこの物語を
4歳の息子とテキサス州のホテルで過ごしていたときに
息子が寝ているとき夜景を見ながら思いついたという。
伝聞ではあるがそのインタビューは息子への愛に
満ちていたそうだ。
本作は著者と同じファミリーネームの男性に捧げられているが
多分その人物がその息子であろう。
つまり本作の父はマッカーシー本人であり、息子は
マッカーシーの息子本人である。
このようなバックグラウンドで、息子の不幸を願う
父がいるだろうか。必ず希望と未来を残そうとするだろう。
例え本人が死んだとしても。

本作は冒頭に父が神を呪う言葉を「ささやく」シーンがある。
そしてそれ以後「神」の言葉は登場せず、
物語の最終盤に神への賛美が
父親でない人物により述べられる。
その言葉は神そしてしいては父に捧げられている。

これほどまで美しく「神」の言葉を用いた
小説を私は読んだことがない。
本作品にJesus(お日様)は出てこない
しかし神は確かにいる。

某日追記
先日「陽の当たる場所」という映画を見た。
その映画の中で死刑が決まった人物とその母親が最後に
出会うシーンがあるが、そのシーンで母親は一度も息子に対して
名前を呼びかけていない「My son、ないしMy boy」と呼びかけている。
私の認識は間違えているのかもしれない。
またアメリカで父親と息子の名前が同一の場合父親が息子を
ジュニア(Jr.)と呼ぶというのは、私のまったく勝手な
解釈である。

ザ・ロードザ・ロード
(2008/06/17)
コーマック・マッカーシー

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[ 2008/07/22 06:30 ] 趣味 | TB(0) | CM(2)
アッキー、凄い読書家ですね~。感想も私の比ではなく、熱が入ってるね。私なんか、もう乱読、乱読。でも、エンターテインメントが基本的に好きです。スカっとした気分になれる本が好きです。SFって、避けてるわけじゃないけど、なかなか手に取りません。翻訳モノが苦手って言う事もあるけど。フレドリック・ブラウンなんて言うところが好きでした(うんと過去形)。
そんな私に、アッキー推薦の本は何でしょう。SFうんとこさ初心者の私でもスイスイ読めてエンタメのSFって、、これだと言う本があれば、紹介してね。
熱中症に要注意! 
[ 2008/07/22 07:13 ] [ 編集 ]
コメントどうもありがとうございます。
熱が入っていると言ってもらえると
非常に嬉しいです。
ご回答は貴ブログにさせていただきました。
これからも応援お願いします。

[ 2008/07/22 16:34 ] [ 編集 ]
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アッキーのプロフィール

Sobrietor:アッキー
現在34歳、サラリーマンですがアルコール依存症と適応障害で休職から復職に向けて努力中。趣味と生きがいを求めて日々探求の日々です。
いまのところは自分の文章をすこしでも多くの人が読んでくれて
コメントしてくれるのが生きがいです。


属性:アルコール依存症、適応障害、社会不適格者から回復中
願い:打ち込める生きがい、趣味
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