デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな! 豊潤で未来のある世界、無い世界、枯渇しているけど希望のある世界②

デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな!

アルコール依存症と診断された日から、紆余曲折を経て回復の日々を綴る日記です。 アルコール依存症だけではなく、趣味やニュース、コラムについてもいろいろ書いていく予定です。

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豊潤で未来のある世界、無い世界、枯渇しているけど希望のある世界② 

「人類皆殺し」は書かれた1965年の直後に
正体不明で何を考えているのかわからない「エイリアン」に
よって地球が滅ぼされかけている世界。
(このエイリアンが何を具体化しているかは陳腐な解説になるし
インターネットで簡単に調べられるので書かない)
人類は彼らの蒔いた種(胞子?)から発芽した植物によって
絶滅の危機にさらされている。
直接的な描写はないけど、都市部の「食物の生産能力」を
持たない場所は食糧不足により滅んで、第一次産業(この場合は農業)
に携わる人々が集落を作って細々と生きている。
エイリアンは彼らを害虫扱いして、(恐らく)無人の
殺戮兵器(小型で空中を飛び回って、レーザーかビームを発射する
よくSF映画にでてくるアレ)を送り込んで彼らを殺そうとする。
そんな中で生き残っている生き残ったある一つの集落を描いている
作品である。集落はキリスト教の教えに基づき
アンダースンという「父性」の塊のような保守的な男によって
事実上支配されている。ここら辺は「エデンの東」を彷彿させる。
息子が二人で仲があまり良くないのも共通している。
物語はかなりキリスト教的宗教観で進んでゆく、
まぁあまり敬虔な人々とはいえないけれど。

世界はまだそれなりに豊穣であり、
彼らの畑がエイリアンによって焼かれても
彼らはエイリアンの蒔いた植物を利用することによって
生き延びることが出来る(その過程でそれなりに人が死んでゆくが)。

物語には聖書の文面が散りばめられているが、
彼らのうちちょっと年配のもの(30過ぎ位かな?)は
文明のまだあった世界を知っており、映画を良く見ているのか
「マリリン・モンロー」、「チャールトン・ヘストン」などの固有名詞が
その他一杯出てくる(エデンの東は出てこなかったと思う)
そこで繰り広げられるのはなかなか面白みのある人間ドラマだ
カニバリズム、近親相姦、異邦人、兄弟の確執、権力争い
など飽きさせない。SFでなくても成立する話であるが
面白いので良しとしよう。

物語はなんとなくハッピーエンド的に終わるが
どうやら人類に未来はなさそうなことが作者の言葉で
解る。ヨブ記の引用が締めにくるので、未来があるんじゃないか?
と思う人がいると思うが、それは読んだ人の判断に任せる。
私はないと見る。
こういう話もたまにはいいだろう。

ヨブ記第25章5~6
観よ月も輝かず
星もその目には清らかならず
いはんや蛆のごとき人
蟲のごとき人の子をや


人類皆殺し人類皆殺し
(2000)
トマス・M.ディッシュ深町 真理子

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[ 2008/07/21 18:10 ] 趣味 | TB(0) | CM(0)
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アッキーのプロフィール

Sobrietor:アッキー
現在34歳、サラリーマンですがアルコール依存症と適応障害で休職から復職に向けて努力中。趣味と生きがいを求めて日々探求の日々です。
いまのところは自分の文章をすこしでも多くの人が読んでくれて
コメントしてくれるのが生きがいです。


属性:アルコール依存症、適応障害、社会不適格者から回復中
願い:打ち込める生きがい、趣味
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