デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな! My Hearts is in Atlantis now or was there? What will I think?②

デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな!

アルコール依存症と診断された日から、紆余曲折を経て回復の日々を綴る日記です。 アルコール依存症だけではなく、趣味やニュース、コラムについてもいろいろ書いていく予定です。

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My Hearts is in Atlantis now or was there? What will I think?② 

My Hearts is in Atlantis now or was there? What will I think?① の続き。
まぁ全体的にいうと、「なかなか」面白かった。
というのが正直な感想だ。
本作はキングのライフワークである「ダークタワー」との関連性を
もっているとのことで、その登場人物が登場する。
ダークタワーは「英国幻想文学大賞」を受賞したそうだが
(キングはリンク先を見る限り5作品でこの賞を取っている)
本作は「一応」SFである。ただし、はっきり言ってSF的視点でみると
はっきり言って三流である。特に未来からやってきた
テッド・ブローティガン(アンソニー・ホプキンスが映画では演じる)
がそのことを(読者に)知らせるシーンは映画ではあるかどうかわからないが
小説としてもあまりにも稚拙であり、キングの神経が疑われる。
(あんな陳腐なシーンを挿入しないと読者が彼が未知の場所から来た
人間だとわからないと思ったのだろうか?)

さて本作品は章ごとに1960、1966、1983、1999と時間列になって並んでいる
(1999年は2章)5章構成なのだが、中心人物はめまぐるしく入れ替わる
ただし、その中心人物はその他の章にも脇役なりで登場しており
人物関係を深く知るためには、本の登場人物紹介の欄を見たり、前の章を
見返したりしなくてはならず、かなり面倒くさい。
(実際は知らなくても面白く読めるが、そこは私の矜持だ)
でも面白い、1960年と1966年の物語は作者の回顧録のような形になっており
(スタンド・バイ・ミーと同じだ!)ノスタルジーを、彼と同世代では
まったく無い(私は団塊ジュニアポスト団塊ジュニアのちょうど中間の生まれである。)
私でも感じることができるのだから
より年の近い花田紀凱がより共感をもって読めたのは当然であろう。
世代間の近さは地理的な近さよりも近いのだ!
(キングと花山氏は社会的立場も近いといえる)

さて本作の「アトランティス」とは「今は無き古き良き時代」をあらわす言葉だ
それだと「なんだ、ALWAYS 三丁目の夕日東京タワーとかと同じか」
と思えるかも知れないが(多分)ちがう。
その2作品が(多分)その時代のよい部分ばかりを
描いているのに対して、本作品はちゃんと負の部分もしっかり描いている
登場人物は決して幸せといえるような人々ではない
小さい頃は貧しかったり、少年院に入ったり
また大学では賭け事に没頭して落第しかけていたり
ベトナム戦争に従軍して(これ以上負の部分があるか?)障害者になっていたりだ。
ましてや(多分)日本の2作品の登場人物のように
将来に夢や希望をもっている人物などでてこない。

そんな人物たちが1999年に「アトランティス」を回顧するのがこの作品の肝だ。
1999年の登場人物はそれなりに成功している(respected menだ、
この言葉は直訳して「尊敬されている人」と解釈してはいけない)
しかしそれなりのトラウマや悩みを抱えている、主要な人物では
ないが死んでしまった(自殺や戦死、その他)人も多い。

それでもなお彼らは「アトランティス」を思う。
「アトランティス」に生きていた人の死亡率は
高く、また自殺率も高い(伝説のアトランティスよりは低いだろうが)
アトランティスを回顧できるのは生き残って、それなりに成功した人の特権だ。
アトランティスは彼らの青春時代だ。
その青春時代は良いことばかりではないが、彼らがかつて生きていた
紛れも無い「アトランティス」なのだ。

私がこの作品を読み終わって思ったのは、私のアトランティスはどこに
あるのかということだ、本作の中心人物たちと同じく、20歳頃の
「特にたいしたこともないが、それに楽しく酒を飲みまくっていた
大学生時代」だろうか、それともAAの教えの元に回復している「今」だろうか。
それは「今」はわからない。
主人公たちのように少なくともアルコール依存症者の
平均生存年齢(40代後半だったと思う)
より生きて、「respected man」にならなければいけない。
将来の私はどう考えるのだろう、いや考えることができるのだろうか?

なお本作品には端役であるが、AAの教えでベトナム戦争の
トラウマと罪悪感やアルコールなどの
依存症から回復している人物が描かれており
自身もアルコールとコカイン依存から立ち直った
キングの姿を垣間見ることが出来る。

オールウェイズと東京タワーの作品を「多分」と評したのは
私が未見だから。これは山本弘氏と「ファビュラス・バーカー・ボーイズ」
柳下毅一郎町山智浩の両氏の映画評論コンビ)が
酷評していたから、彼らが酷評するものを私は
たいていわざわざ時間をかけて見ないのだ。
(確か評していたのはオールウェイズだけだと思ったが、
東京タワーもどうせ似たようなものだろう。)

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[ 2008/07/12 18:31 ] 趣味 | TB(0) | CM(0)
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アッキーのプロフィール

Sobrietor:アッキー
現在34歳、サラリーマンですがアルコール依存症と適応障害で休職から復職に向けて努力中。趣味と生きがいを求めて日々探求の日々です。
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コメントしてくれるのが生きがいです。


属性:アルコール依存症、適応障害、社会不適格者から回復中
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