デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな! ロバート・J・ソウヤーとジェイムズ・P・ホーガン考 最近のSF作家は酒を飲まない?~その3

デブでアル中だけれども、頑張ってみるかな!

アルコール依存症と診断された日から、紆余曲折を経て回復の日々を綴る日記です。 アルコール依存症だけではなく、趣味やニュース、コラムについてもいろいろ書いていく予定です。

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ロバート・J・ソウヤーとジェイムズ・P・ホーガン考 最近のSF作家は酒を飲まない?~その3 

最近読んだ本の批評です。
ひとつはロバート・J・ソウヤーの「イリーガル・エイリアン」
もうひとつはジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」です。

「イリーガルエイリアン」は突如として現れた宇宙人との(トソク族と呼ばれる)
ファーストコンタクトものですが、一味違うのはそのエイリアンが
「殺人事件の容疑者として裁かれる」ユニークな法廷劇となっていることです。
そのやり取りのおもしろいってなんの、容姿をはじめ考え方も生態もぜんぜん違う、
でも知的生物である異性人を地球の(アメリカのカリフォルニア州の法廷)で裁く。
弁護士と検事のやり取りはもう息をつかせぬ面白さです。
作中には有名な法廷劇であるE・S・ガードナーのペリーメイスンのことが
オマージュとしてか何度も言及されています。
私はペリーメイスンは小説、ドラマ、映画いずれも未見ですが、
たぶんこれから見てもこの作品を上回る面白さは得られないと思います
(基本的に私は新しいもののほうが好きです)。
ほかに言及されている「アラバマ物語」は映画で見たことがあります、
内容は良く憶えていませんが後味の悪い結末は良く憶えています。
さて「イリーガルエイリアン」の作品の驚くべき結末とエピローグ!もう最高です。
この作品における酒の扱いについてですが、
作品の時代背景はおそらく物語が書かれた2002年前後、
エイリアンの弁護士がマルコムXキング牧師と知り合いだった
黒人の老弁護士という設定からそう考えていいでしょう。
この弁護士が勝利の確信の祝いから
ウイスキーを一口あおるシーンが1シーンだけあります。
まぁ時代背景が現代ですからイーガンのように未来を舞台にしないと
まったくアルコールがないというのはかえって不自然なのかも知れません。
ちなみにタバコは「た」の字も出てきません。

対してジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」はリンク先にあるとおり、
月面で発見された高度な文明をもった
「宇宙服をきた人間(死体)」がどこからきたのか、なぜそこにいるのか」
を解明していく過程を小説にしたものです。
その宇宙人は死亡時期は5万年前!
でもDNAや生物学的には現在地球に住むヒトと同一種
(つまり地球で発生した生命)、でも文明はまったくちがっており、
携帯食料から地球で発生した生命ではない魚が見つかる。
幾重にも重なった謎が見事にラストに向かって解かれる。もう見事です。
「星をつ継ぐもの」というタイトルを聞いて
ビートたけし主演の映画(ほしをつぐもの)を
思い浮かべる人のほうが日本人には多分多いのでしょうが、
私は中学生のころ見ていた「ふしぎの海のナディア」の
最終回のサブタイトルを思い出します。
当時はなぜこんなサブタイトルなのかよくわかりませんでしたが
今はよくわかります。感動です!。
さてこの小説は1978年に書かれた2020年代の
宇宙を主な舞台にしたハードSFなのですが、
これは盛大にお酒もタバコ(葉巻も多い)を皆でやっています
(宇宙船や宇宙ステーションの中で!)。
まぁ当時の価値観からはしょうがないでしょう。
まぁホーガンも2000年代の今、これほどタバコが
嫌われるようになる時代は想像できなかったのでしょう。

そういえば今日、日本の喫煙率は25%ぐらいで先進国最高という
不名誉なニュースを聞きました。アメリカは16%ぐらい、
ホーガンの母国のイギリスではもっと低いでしょう。

主人公の学者(統合学者というか、科学者のというスペシャリストの中の
ゼネラリストのまとめ役(つまり専門家が
その月面の謎のの死体から出してきた結果を
広い科学分野の知識で統合して体系化する)
でここはA・E・ヴァン・ヴォークトの小説の
「宇宙船ビーグル号の冒険(1950)」でも同様の立場の人物が
貴重な存在として描かれているのと重なります。
彼は盛大にお酒をやる人物です。
彼のライバルというかその月面人(ルナリアン)に関しての学説で対立する学者が
スクウェア(堅物、まじめ)なやつで酒を一滴もやらない、
はなもちならない人物であったりして、
ホーガンはよほど酒とタバコ好きで嫌いなやつを憎んでいるのではないかと、
思いながら私は読んできたのですが、彼とも最後に主人公は和解します。
それも主人公がお酒ではなく、
ノンアルコールの珈琲(あたりまえか)をいっしょに飲むという形で!

最後にSFという小説はその性質から主人公をはじめとする登場人物の
社会的ステータスが高い傾向にあります。
学者をはじめとするスペシャリストが多く出演すること
また宇宙の開拓者のような「ライトスタッフ」、
もしくは奇想天外なアイデアを実行できる能力を持つ人間、
可能にする財産を持つ人間が出てくることが多いからです。
無知蒙昧で貧乏な人物が主人公が出てくるのも探せばあるでしょうが、
私にはすぐに思い浮かべません
海底2万里のネッドぐらいですが、
彼は無学ではあるもののすばらしい勇気と能力の持ち主でした)
彼らは当時の上流生活の進んだ生活をその書かれた時代に反映して描かれます。
星を継ぐものが書かれた1970年時代の上流階級は
強い蒸留酒(ウィスキー、ブランデー)を飲んで葉巻を吸ったのでしょう。
だから登場人物たちもそれらを2020年代でも宇宙空間で行います。
イリーガルエイリアンの時代(現代)では
上流階級はタバコは吸わず、お酒はほどほど、
それも老人がということになっています。
(若い登場人物が酒を飲む描写はありません、
ただパーティーに出席するような描写はあるので
そこではたしなみ程度には飲んだでしょう。)

先進のSF作家はやはり酒やタバコをやらない傾向にあるようです。
ちなみに私の通っている中間施設は分煙がなされておらず四六時中煙たいです。
何とかしてほしいものです。

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[ 2008/06/27 18:49 ] 趣味 | TB(0) | CM(0)
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アッキーのプロフィール

Sobrietor:アッキー
現在34歳、サラリーマンですがアルコール依存症と適応障害で休職から復職に向けて努力中。趣味と生きがいを求めて日々探求の日々です。
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属性:アルコール依存症、適応障害、社会不適格者から回復中
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