入院していたころの苦悩を思い出させるニュースが配信されました。
「
横暴患者に大学病院苦悩、昨年は暴力430件暴言990件」だそうです。
入院や通院している患者のわがまま、横暴による暴言、
暴力事件が顕在化してきたというところでしょう。
こういう問題は白黒つけるのは難しいです。
病院での入院中の待遇には私もいろいろ不満を持っていました。
また通院する際の長い待ち時間も不満であることは確かです。
昨日は9時に病院にいって診察がすべて終わり
薬をもらえたのは12:30でした。正直不満だったです。
これらは病院もあまりにも多い患者に対して、
患者が満足する十分なサービスを法律が定める医療費では
与えることが不可能なのが原因ではないでしょうか。
社会や技術はどんどん発展してゆき、生活はどんどん便利になっています。
携帯電話、インターネット、大画面テレビ、
多様化した情報、サービス。自然に人はわがままになり、
それらのサービスが提供される日常を健康な人は当たり前のよう思うようになります。
飲食業を代表とするサービス業は、
待ち時間の短縮をさまざまな技術を用いて図り、
その他のサービスも含めてますます効率化、多様化しています。
そんな中で病院が提供するサービス
(という言い方はが適当かはわかりませんが)は変化が
遅れている部類に私は確実に入ると思います。
健康だったころは社会の発展の恩恵を受けた生活を楽しむことが可能です。
しかしいったん病気をして医者にかかるため病院にいくとなると、
これまでのお客様は神様のイメージからは程遠い、
扱いを受けることになるでしょう。
入院するとなるとさらに悲惨です。
おそらく入院をすることになったら、テレビはロビーに一台で
みんなで見るしかない、個人用のTVなんて個室にしかない、
ましてやインターネットなんてとんでもない!
ただベッドに横になるだけの生活を送らなければいけないのです。
これではストレスがたまる人が出てきます。若い人は特にそうでしょう。
加えて、人によっては点滴をはじめとする
苦しい治療をうけなければいけない人もいるでしょう。
快適な生活を送ってきた人が一転そういう生活を
送らなければいけないときの苦しみを私も少しは味わいましたから理解できます。
自然に心は荒れ、八つ当たりもしたくなるでしょう。
社会の進歩、発展にともなう「健康な体と良好なサービス」の生活から
「不健康な体、一昔前から変わらない入院生活」
このギャップが大きくなってきたことが私はこの問題の原因と捕らえます。
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